爪というとみなさん何を連想されるでしょうか?
女性ならネールアートですね。男性はとくにないかなあ・・・伸びたら切るとか「深爪いやや」とかですか。
この爪なんですが、実は・・・
健康上大変重要なアイテムなのです。
なぜか?
ご存知のように爪は体の最先端にあります。
ってことは、血液や体液が一番届きにくいところでもあり、そこまでいってまた帰ってくるわけなんですね。
逆に言うと、ここの流れをスムーズにすると全身の血流がええ感じってことにもなります。
なので「爪もみ」って言う健康法もあるくらいです。
爪揉んでみると大変気持ちいいです。
あー爪ってここにあるんだニャー
指先ってこんなに先まで
伸びてたんだニャーって、ちょっと感動的。
さて、
女性は綺麗な爪目指しますので、ピンときやすいかな。
でも男性は結構そんなもんどーでもいーって言う人多いのではないでしょうか?
まあ板前さんとか、工芸の職人さんとか、手先の細かい作業求められる人は別として。
この「指先まで感覚が通っている」っていう自覚、結構重要だと思います。
なぜなら、
指の繊細さを「大切にできる」から。
よくあるダメな奏法として
- ドラムならぎゅっと握りしめる
- ピアノなら指ねかせてバシバシ叩く
って言うのが代表例。
これらは「自分の指先の力を知らないOR信じていない」証拠なのですねー
指先が繊細なほどいい音出るのは当たり前。
ピアノのお手手の形が「シュークリームをつぶさずに持つ感じ」っていうのも納得ですね〜
動きに歪みやリキみが出る原因とは?
人間も生物である以上、いろんな情報をキャッチして生きています。
ですが、大変便利になった現代、例えば「いきなり背後から襲われる」などということは滅多にありません。特に日本では。
かなり安全なんですね。なので、目の前のことに集中してても大丈夫。
つまり
周囲の気配などを、察知しなくてもいい状態がデフォルト
になっちゃってます。
たとえばオフィスでも日常でも、主に現代人の神経は目の前の「お客様」「パソコン」「スマホ」にたいしてむかっていっております。
ですがその時は、意識が主にお目目が付いている側、そして、おててならキーボードを打っている手のひら側にいってて、その裏側はお留守になっている状態。
なぜなら、接触面は手のひら、足のヒラ。
情報収集はお目目なので。
そちら側に血流が流れる
つまり、手足の「甲側」そして「背中」「おしり」は、普段あまり意識できていないのです。
これが、体の動きに歪みが出る大きな原因の1つです。
ではなぜ、これがいけないのか?
「猫背の原因になるから」ってのも一つの理由ですが、それはまた別の機会に。
繊細な動きをする時、必ず手の甲は「伸びる必要」があります。
手の甲や足の甲、そして背中側を「伸びやかに躍動する」という意識がないと、作業側である「ひら」も、なかなか思うように動きません。
要するに、手の甲足の甲や、背中側からも動かしている感覚が、セットで必要になるのです。
この感覚をゲットするのに、爪を意識する。
爪を意識することで、手足の甲、背中にも血流、意識がみなぎって、全身が協働しはじめる。
このために、まずは爪の意識してみてください!
結構効果あります。
その方法とは?
冒頭にももうしあげましたが、
1、爪をつまんでみる
のが一番手っ取り早いです。
しばらくは爪を意識できます。
その感覚でスマホとかPCいじってみてください。
または楽器やるかたは、演奏してみてください。
2、自分でお尻を触ってみるのもオッケー
さらに
3、肩を上下してみてください、背中を意識して。
そうすると、体が「3次元」の立体物なのだと認識できてきます。
忙しい日常で忘れていた本来の体の機能。
ぜひ、取り戻して快適な生活を!!
ビーツ・アップ 前田 憲