あくびはきもちいいでしょう〜
そらそうですよね。体がいま必要としている行為だから。おしっことかとおなじものです。
おしっこ我慢してたらあかんのと同じように、あくびも我慢する必要ないのです。
(ただし、音楽では「あくびかみころしの感じ」結構要ります)
さて
社会的動物である人間は、人前で
「あくびなんて失礼」ってついつい思ってしまいます。
もちろんそうなのですが、プライベートで差し支えないときはガンガンあくびしてリフレッシュすることをお勧めいたします。
あくびの効果とは?
さてあくびは実体が解明されているわけではありませんが、生理現象である以上「体をリセット・リフレッシュする」ものであるはず。
いろいろ調べてみますと
- あくびをすると覚醒の脳波が出る
- 生殖に関係するホルモンが出る
- 胸郭が広がって、肺に空気がたくさん入る
などとありました。
性ホルモンはへえ〜って感じですねー
でもお口を大きく開けるということ自体、けっこうエロティックですので、なんか納得ー。
覚醒の脳波が出るっていうのもうなづけますね。
いずれにせよあくびは「生命力を高める」ことと直結しているようです。会議であくびが出るのもかったるいからというより「体がなんとかシャキッとしようとしている」ことなのですなあ。
で、このコラムは
日常よりも「さらに高度な身体操作」を目指しています
なので、リセット以上のお話をしていきますね。
あくびは「息をたくさん吸う」行為ですので、効率よくするために、ある部分が拡張します。
それは何かというと、もちろん「気管」です。
気管を広げてやったら、空気がたくさん入って来ますよね。
で、
この気管、広げてやるためにはどうしたら良いか?
下の図をみて、考えてみてください〜
これ、首の断面図です。
茶ピンクの部分はなんと、すべて筋肉!首のほとんどの部分が筋肉であることがお分かりでしょう。これは一体、どんな意味を持つのか?
重たい頭部を支えるためでもあるし、重要な血管や神経を守るためでもあります。もちろん気管も。
さてこの筋肉、
ほとんどの人は肩こりがどこかにあって、それはたいてい首こりも伴っています。
すると柔軟性が失われ、筋肉がたえず緊張することになるんですね。
緊張すると何があかんのかというと、筋肉は外側には広がらず、内側を圧迫するんです。つまり
- 頸動脈
- 頚椎
- 気管
が、ギュ〜〜〜ウッと締め付けられるんですね〜
もうお分かりと思います。つまり、空気をたくさん吸うためには「首の筋肉を緩めればいい」のです。
そして、あくびの正体はこの「首の筋肉を緩める」という行為そのものなのです。
なので、あくびはリフレッシュだけでなく、首のコリをほぐす役目も持っているのです。
演奏家は「首」を緩めることをとても大切にします。そうすることで血の巡りや神経の伝達をスムーズにし、パフォーマンスを十分に発揮できる体制を作っているのです。
ひょっとしたらこの習慣づけであなたも、今までできなかったことができるようになったりするかもしれません。
ぜひ、リラックスのテクニックを覚えて、楽しい人生を送ってください!
まとめ
あくびをすると
- 頸動脈
- 頚椎
- 気管
が解放されるので、呼吸が楽になり、血の巡りも神経の伝達もスムーズになる。なので脱力含めて身体能力が発揮しやすくなる。
同時に、首の筋肉もほぐれる。すると関係し合っている、
- 肩の筋肉
- 顎周辺の筋肉
もほぐされて、いいことづくめ。
あくびバンザーイ!
リラックスしましょー
まえだけんドラム
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